端午の節句とは何か

端午の節句は、男の子の成長を願う行事として親しまれていますが、その由来をたどると、中国から伝わった厄除けの風習に行き着きます。「端午」や「節句」という言葉の意味、日本で男の子の行事として定着した背景、そして「こどもの日」との違いを知ることで、この行事への理解はより深まります。ここでは、端午の節句の成り立ちを基本からわかりやすく見ていきます。
端午の節句の意味と由来
男の子の成長を祈る
端午の節句は、男の子の健やかな成長と無事を祈る行事です。
五月人形やこいのぼりを飾り、家族で子どもの成長を祝う行事として親しまれています。
中国の厄除けが由来
日本における端午の節句は、中国から伝わった厄除けの風習を起源としており、最古の記録は『日本書紀』に見られます。
「夏五月五日、薬猟於菟田野。」
出典:『日本書紀』推古天皇十九年五月条
推古天皇19年(611年)の端午の日に、宮廷で「薬猟(くすりがり)」という行事が行われました。これは山野で薬草を採取し、無病息災を願うものでありました。
また、菖蒲や五色の糸(続命縷)などが用いられ、これらには邪気を払う力があると信じられており、当初の端午の節句は「病気や災いから身を守り、長寿を願う行事」でした。
参考:東海大学観光学研究『中国と韓国と日本の端午習俗の比較研究―無形文化遺産の日中韓の共同登録を視野に―』
宇陀市『推古天皇の薬猟』
「端午の節句」の読み方と語源
読み方は「たんごのせっく」
「端午の節句」は、「たんごのせっく」と読みます。
「端午」と「節句」にもそれぞれ意味があり、順番に解説します。
「端午」とは五月最初の午(うま)の日
もともと「端午」とは、「月の初めの午の日」を意味する言葉です。「端」には「はじめ」という意味があり、本来は五月最初の午の日を指していましたが、「午」と「五」の音が通じることから、端午はしだいに5月5日を表すようになります。
古代中国では、午の日は陽の気が強い日と考えられていました。しかし、陽の気が強すぎる日は災いや邪気を招くとも考えられたため、この日に邪気を祓い、無病息災を願う行事が行われるようになりました。
(参考)名古屋文化短期大学「上巳の節句についての研究」
「節句」とは季節の節目を祝う行事
節句とは、季節の節目にあたる日に、食べ物を供えたり邪気を祓ったりして、無病息災や豊作を願う行事のことです。
古くから中国の暦や風習の影響を受け、日本でも季節の変わり目を大切にする年中行事として受け継がれてきました。季節の変わり目は体調を崩しやすく、災いが起こりやすい時期とも考えられていたため、特別な食べ物や植物に力を託し、心身の健康と家族の幸せを願ったのです。
端午の節句も、こうした節句の一つとして行われてきました。
5種類の「節句」がある

節句には、端午の節句を含め、5種類の「節句」があります。
これを「五節句(ごせっく)」といい、日本の年中行事の基本として受け継がれてきました。
- 「人日(じんじつ)の節句」・1月7日
「七草の節句」とも呼ばれ、七草がゆを食べて一年の健康を願います。
- 「上巳(じょうし)の節句」・3月3日
「ひな祭り」として知られ、女の子の健やかな成長と幸せを祈る行事です。
- 「端午(たんご)の節句」・5月5日
もともとは厄除けの意味持つ行事でしたが、のちに男の子の成長を祝う節句として広まりました。現在ではこどもの日とも重なり、子どもの健やかな成長を願う日として親しまれています。
- 「七夕(たなばた)の節句」・7月7日
短冊に願いごとを書いて笹に飾り、願いが叶うことを祈ります。
- 「重陽(ちょうよう)の節句」・9月9日
「菊の節句」とも呼ばれ、菊の花を用いて長寿や健康を願う行事です。
なぜ男の子の行事になったのか
もともとは女性の儀式
端午の節句は、もともと中国から伝わった厄除けの行事であり、当時の日本では、田植えの前に女性が身を清めるための儀式として行われていました。
女性たちは菖蒲やよもぎなどの薬草を用いて穢れを祓い、農作業に入る前に心身を清浄な状態に整える意味がありました。
(参考)静岡大学 学術リポジトリ「年中行事『五節句』に対する大学生の認知と行動」
武家社会と馴染み男の子の行事に
中国から日本に伝わると、武家社会の影響を受け「菖蒲(しょうぶ)」が「尚武(武を重んじる)」に通じることから、男の子が強くたくましく成長し、立派に育つことを願う日として広まりました。
江戸時代になると、端午の節句は幕府によって「五節句」の一つとして定められ、公式な年中行事となりました。これにより、武士だけでなく庶民の間にも広く浸透することになります。
この頃から、男の子の健やかな成長と立身出世を願う行事としての意味が強まり、五月人形や武者人形、さらに鯉のぼりなどが飾られるようになりました。
(参考)東海大学観光学研究『中国と韓国と日本の端午習俗の比較研究―無形文化遺産の日中韓の共同登録を視野に―』
「こどもの日」との違い
「こどもの日」は昭和時代に制定された
明治時代、西洋化の影響により暦が変更され、五節句は一度廃止となり、端午の節句の風習も一時的に衰退しました。
その後昭和23年、5月5日は「こどもの日」として国民の祝日に制定され、端午の節句は新しい形で復活しました。
この日は「子どもの人格を尊重し、幸福を願うとともに母に感謝する日」とされており、将来を担う子どもたちへの期待から設けられ、子どもを主役とする点で世界的にも珍しいものです。
(参考)内閣府『各「国民の祝日」について」』
男女を問わず子どもの成長を祝う
現在の「こどもの日」では、男の子に限らず、すべての子どもの成長を祝う行事として定着しています。
また、五月人形や鯉のぼりを飾る風習も受け継がれ、日本の代表的な年中行事の一つとなっています。
(参考)東海大学観光学研究『中国と韓国と日本の端午習俗の比較研究―無形文化遺産の日中韓の共同登録を視野に―』
端午の節句のお祝いの仕方と飾りの準備
端午の節句のお祝いには、五月人形やこいのぼり、菖蒲湯、柏餅、ちまきなど、古くから受け継がれてきた習わしがあります。どれも、子どもの成長を願い、災いを避ける思いが込められたものです。ここでは、端午の節句の祝い方と飾りの準備について、意味とあわせてわかりやすく紹介します。
五月人形(鎧兜)を飾る

災いから守るお守り
五月人形の鎧兜は、単なる飾りではありません。武家社会において、鎧や兜は命を守る大切な武具であり、身の安全を願って神社に奉納する習わしもあったことから、節句に飾られるようになったとされています。
そのため現在では、鎧兜は「身を守るもの」の象徴として、子どもが病気や事故などの災いを避け、健やかに成長するようにとの願いを込めて飾られています。つまり五月人形は、勇ましさを表すためだけでなく、大切な子どもを守るという意味を持つ飾りなのです。
(参考)毛呂山町公式サイト『No.12「兜~端午の節句の飾りもの~」(歴史民俗資料館)』
春分の日から飾る
五月人形を飾る時期に厳密な決まりはありませんが、一般には春分の日を過ぎた頃から、遅くとも4月中旬頃までに飾るのがよいとされています。
春分は昼夜の長さがほぼ等しくなる春の節目であり、季節の移ろいに合わせて飾り始めるのにふさわしい時期です。
また、端午の節句が過ぎたあとは、湿気の少ない晴れた日を選んで、なるべく早めに片付けましょう。
こいのぼりを飾る

由来は「登竜門(とうりゅうもん)」
鯉のぼりは、中国の故事として知られる「登竜門(とうりゅうもん)」に由来するとされています。これは、黄河にある急流の「竜門」を登りきった鯉が、竜になるという伝説です。
この話から鯉は、困難を乗り越えて大きく成長し、立派に出世する象徴と考えられるようになりました。日本でもこの意味が端午の節句と結びつき、男の子が強くたくましく育ち、将来大きく羽ばたいてほしいという願いを込めて、こいのぼりを飾るようになったのです。
困難に負けない成長の象徴
こいのぼりに鯉が用いられるのは、鯉が流れの速い川でも力強く泳ぎ、滝を登る魚として知られているためです。そこから、どんな困難にも負けず、たくましく成長してほしいという願いが込められるようになりました。
(参考)国立歴史民俗博物館『吉祥(きっしょう)のかたち』
ベランダ用や室内用も
こいのぼりは、大きな庭に飾るものだけではありません。今では、マンションやアパートでも飾りやすいベランダ用や、家の中で楽しめる室内用もあります。
ベランダ用は手すりに取り付けられるコンパクトなタイプが多く、限られたスペースでも飾りやすいのが特徴です。室内用は置き型や吊るし型などがあります。
菖蒲湯(しょうぶゆ)に入る

3〜5本ほど湯船に浮かべる
菖蒲湯は、菖蒲を3〜5本ほど湯船に入れるだけで手軽に楽しめます。菖蒲はスーパーや花屋で購入でき、葉や根がついたものが一般的です。使う前に土や汚れを軽く洗い、そのまま湯船に浮かべます。
より香りを楽しみたい場合は、葉を軽くもんだり、折ったりしてから入れるとよいでしょう。ネットや布袋に入れると、後片付けも楽になります。お湯の温度は熱すぎない38〜40℃ほどが入りやすく、小さな子どもや肌の弱い人は様子を見ながら入りましょう
強い香りで邪気祓い
「菖蒲湯」は、古代中国の「端午の節句」に由来する厄除けの風習です。
旧暦5月(現在の6月頃)は梅雨の時期にあたり、病気や災いが起こりやすいと考えられていました。
そのため、強い香りで邪気を祓うと信じられていた菖蒲やよもぎを用い、飾ったり、酒にしたり、湯に入れて「菖蒲湯」として浸かることで、無病息災を願ったのが始まりです。
「尚武(しょうぶ)」の語呂合わせ
鎌倉時代から室町時代にかけて、政治の中心が武士へと移ると、端午の節句も武家社会の影響を強く受けました。特に「菖蒲(しょうぶ)」が「尚武(しょうぶ)」と同じ音であることから、武道や勇ましさを重んじる意味が加わり、「尚武の節句」としての性格を持つようになりました。
菖蒲湯や菖蒲酒といった風習も同時期に広まり、菖蒲を使って邪気を払い健康を願う習慣は現在でも続いています。
(参考)東海大学観光学研究『中国と韓国と日本の端午習俗の比較研究―無形文化遺産の日中韓の共同登録を視野に―』
柏餅を食べる

「家系が絶えない」縁起物
柏の木は、新しい芽が出るまで古い葉が落ちない性質があります。
このことから「親が健在なうちに子が育つ」「家系が絶えない」と考えられ、縁起の良い木とされました。
そのため、端午の節句に柏餅を食べることには、子孫繁栄や家の存続を願う意味が込められています。
(参考)農林水産省『柏餅 山口県』
江戸時代に江戸を中心に広まった
江戸時代になると、武家社会の中で「家の存続」や「跡継ぎ」を重んじる考えが強まり、縁起物として柏餅が好まれるようになります。
さらに、江戸(現在の東京)周辺には柏の木が多く、手に入りやすかったこともあり、庶民の間にも広まり、端午の節句に柏餅を食べる習慣が定着しました。
(参考)国立国会図書館「第2章 和菓子をめぐる風俗」
ちまきを食べる

厄除けの意味
ちまきは、中国から伝わった端午の節句の供え物に由来するとされ、魔除けや無病息災を願う食べ物として受け継がれてきました。農林水産省は、島根の笹巻き・ちまきについて、中国から端午の節句の供物として伝わったと説明しています。日本では、端午の節句に子どもの健やかな成長を願って供えたり、食べたりする習慣が各地に残っています。
(参考)農林水産省『にっぽん伝統食図鑑 笹巻き、ちまき(島根県)』
地域によって種類が異なる
ちまきは全国で同じ形ではなく、地域によって種類や食べ方が異なります。農林水産省によれば、笹の葉の巻き方や味つけには地域差があり、山形の笹巻きのようにきなこ砂糖で食べる甘いタイプもあれば、鹿児島のあくまきのように灰汁で加工した独自のちまきもあります。
(参考)農林水産省「うちの郷土料理 あくまき(鹿児島県)」
縁起を担ぐ初節句の行事食
初節句の食卓には、たけのこやかつお、ぶりなど、成長や出世、勝運を連想させる縁起のよい食べ物を取り入れることがあります。こうした行事食は、単に季節の味を楽しむだけでなく、子どもの健やかな成長と明るい将来を願う気持ちを表すものでもあります。ここでは、初節句に取り入れられる代表的な行事食と、それぞれに込められた意味を見ていきます。
たけのこ

天に向かって伸びる象徴
たけのこは成長が早く、まっすぐ上へ伸びていくことから、子どもの健やかな成長を願う縁起物とされています。端午の節句の頃に旬を迎えることもあり、行事食の一つとして食卓に取り入れられることがあります。
かつお

「勝男」の語呂合わせ
かつおは「勝男(かつお)」に通じる語呂から、勝負運やたくましい成長を願う縁起物として扱われることがあります。
ぶりやすずき等の出世魚
成長と出世を願う
ぶりやすずきは、成長に合わせて名前が変わる出世魚として知られています。そのため、子どもの成長や将来の立身出世に重ねて、縁起のよい魚として語られることがあります。
(参考)デジタル大辞泉 「出世魚」
現代のライフスタイルに合わせた初節句

誰が飾りを用意するのか
両家で相談して決める
五月人形やこいのぼりは、昔ながらの風習では母方の実家が用意することが多いとされています。背景には、結婚した娘が夫側の家に入ることが一般的だった時代に、母方の親が節句のお祝いをきっかけに娘や孫のもとを訪ねた、という考え方があるようです。
ただし、この風習は全国一律ではなく、地域によっては父方が用意する場合もありました。現在では、家族の形や暮らし方が変わったこともあり、両家で相談して決める家庭が増えています。両家で費用を分け合う場合もあれば、親自身が購入する場合もあり、考え方はさまざまです。
そのため、初節句の飾りは「どちらが買うべきか」にこだわりすぎず、家庭の事情に合わせて、無理のない形で気持ちよく用意するのがよいでしょう。
(参考)吉徳『息子への五月人形・鯉のぼりは誰が買うのがよい?』
お下がりでも差し支えない
五月人形は、子どもの健やかな成長を願って飾るだけでなく、子どもの身代わりとなって災厄を引き受けるお守りのような存在と考えられてきました。そのため、以前は一人ひとりに用意するのが望ましいとされていました。
ただし、現在では住まいや家族構成、考え方の変化もあり、兄弟で共有する、親族の人形を受け継ぐ、飾りやすい大きさに買い替えるなど、柔軟な形も広く見られます。
(参考)一般社団法人日本人形協会「節句人形アドバイザー認定試験用問題集」
何歳までお祝いするのか
明確な決まりはない
端午の節句に「何歳まで祝うべきか」という明確なしきたりはありません。五月人形や兜は、子どもの成長を願い、災いから守る意味を持つため、何歳まで飾るかは家庭ごとに異なります。
そのため、端午の節句は何歳までと線を引くより、家庭の無理のない形で続けることが大切です。しっかり祝う時期を区切ってもよいですし、成長を願う気持ちを込めて、簡単な形で続けても問題ありません。
(参考)吉徳『五月人形を収納する際のポイント! いつまで飾るべきかについても解説』
マンションでもお祝いできるか?
コンパクトな飾りで十分

端午の節句の飾りは、大きさよりも、子どもの成長を願い、災いから守る気持ちを込めることが大切です。
そのため、マンションでは室内に飾りやすいコンパクトな五月人形や兜でも十分です。無理なく毎年飾り続けられる形を選ぶことが、現代の暮らしに合った祝い方といえるでしょう。
できる範囲のことを取捨選択する
端午の節句のお祝いは、すべてを完璧にそろえなければならないものではありません。五月人形を飾る、こいのぼりを飾る、菖蒲湯に入る、柏餅やちまきを食べるなど、行い方はさまざまです。マンション暮らしや仕事・育児の都合によっては、すべてを取り入れるのが難しいこともあるでしょう。
そのような場合は、家庭の状況に合わせて、できる範囲のことを選んで祝いましょう。 たとえば、コンパクトな兜を一つ飾るだけでもよいですし、飾りは簡単にして食事や写真を中心にお祝いしても問題ありません。
大切なのは、形式をそろえることではなく、子どもの健やかな成長を願う気持ちを形にすることです。
生後すぐに初節句が来る場合は?
翌年にあらためて祝ってもよい
初節句とは、子どもが生まれて初めて迎える節句のことです。
ただし、生後まもない時期は、赤ちゃんやお母さんの体調、準備の都合もあります。そのため、初節句のお祝いは形式にこだわりすぎず、家族が無理のない形で行うことが大切です。盛大に祝うか、簡単に祝うかは、家庭の事情に合わせて考えましょう。
初節句を安心して迎える準備スケジュール
2~3ヶ月前に何をする?

五月人形・兜・こいのぼりを検討
初節句を安心して迎えるには、2〜3か月前から五月人形や兜、こいのぼりを検討し始めるとよいでしょう。飾る場所や予算、住まいに合う大きさを考えながら、早めに情報を集めておくと、落ち着いて選べます。家族で相談する時間も取りやすく、準備を無理なく進めやすくなります。
誰が用意するか両家で相談
五月人形やこいのぼりは、誰が用意するかを早めに両家で相談しておくと安心です。昔ながらの風習では母方が用意することもありましたが、現在は家庭によって考え方が異なります。
そのため、どちらか一方で決めるのではなく、費用の負担や希望する内容も含めて、無理のない形を話し合っておくと準備が進めやすくなります。
1ヶ月前に何をする?
五月人形を飾る
五月人形は、遅くとも4月中旬頃までに飾っておくと安心です。飾り始める時期に厳密な決まりはありませんが、一般には春分の日を過ぎた頃から準備する家庭が多く見られます。
また、当日直前に慌てて飾る「一夜飾り」は避けた方がよいともいわれます。一夜飾りは、正月飾りや雛人形などでも避けるべきとされる昔からの縁起担ぎであり、端午の節句でも同様に前日の飾り付けは避けた方がよいとされます。
(参考)小國神社『年中行事』
どのように祝うかを決める
初節句を自宅で祝うのか、外食にするのか、誰を招くのかを、この時期までに決めておくと準備が進めやすくなります。外食にする場合は、お店の候補を早めに調べ、参加する人を決めたうえで予約しておくと安心です。
端午の節句はゴールデンウィークと重なるため、希望する日時がある場合は早めの予約がおすすめです。
1~2週間前に何をする?
自宅で祝う場合は献立を決める
自宅で初節句を祝う場合は、1〜2週間前までに当日の献立を決めておくと安心です。何を作るかを早めに決めておけば、買い出しや準備がしやすくなり、当日も落ち着いて過ごせます。
行事食としては、鯛の姿焼き、かつおのたたき、たけのこご飯、煮物、お吸い物、柏餅、ちまきなどがよく挙げられます。赤ちゃんや小さな子どもが一緒なら、こいのぼり型のおにぎり、ハンバーグ、唐揚げ、季節の果物など、食べやすい料理を取り入れてもよいでしょう。
買い出しと予約の確認
当日に慌てないよう、必要なものは1〜2週間前から順に買いそろえ、予約がある場合は内容を確認しておくと安心です。飾りに必要な小物や紙皿・祝い箸、持参する手土産など、早めに用意できるものは先に準備しておくと落ち着いて進められます。
一方で、魚や野菜、果物などの生鮮食品は傷みやすいため、前日から当日にかけて用意するのが安心です。必要なものをあらかじめ整理し、先に準備するものと直前に用意するものを分けておくと、無理なく当日を迎えやすくなるでしょう。
前日・当日の過ごし方は?
菖蒲と行事食の用意
前日から当日にかけては、菖蒲湯に使う菖蒲や、当日の行事食を用意しましょう。菖蒲は端午の節句の時期になると、スーパーや花屋などで販売されることがありますので、見つけたら早めに確保しておくとよいでしょう。
飾りの前で写真撮影
当日は、五月人形やこいのぼり、兜飾りの前で記念写真を撮っておくと、初節句のよい思い出になります。
家族でお祝い
5月5日当日は、家族で行事食を囲みながら、初節句のお祝いをするとよいでしょう。柏餅やちまき、季節の料理などを取り入れることで、端午の節句らしい時間になります。ただし、赤ちゃんがまだ小さい場合は、長時間の会食やにぎやかな集まりが負担になる可能性もあるので、短時間で済ませることで負担を軽減することも可能です。